【Filament.】 Main BBS

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2014/04/01 (Tue) 11:39:18

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◆読み込み開始◆
 ◆執筆開始◆

 ◆未許可な◆

Re: 111001011001101110011011111001101001110010001000111010011010011010101100111010011011100110111111 -  Aprilscherz

2014/04/01 (Tue) 11:40:29

重点◆RSS暴走警告◆重点

Re: 111001011001101110011011111001101001110010001000111010011010011010101100111010011011100110111111 -  Aprilscherz

2014/04/01 (Tue) 12:15:55

惑星ナベリウス・凍土地域をひとり歩く影、あり。

さくら色のケンランバカマ…いわゆるエビチャ・クロースに近い形状の和服を身に着けた少女。アークスである。その胸は奥ゆかしいものであった。

「…警戒重点な。了解」端末に表示されたのは、単独で行動するアークスに定期的に送信されるアラートだ。
小さく答え、周囲を警戒する。
風鳴り。
狼の遠吠え。
己の衣服が擦れる音。

このアラートは約90分程度通信がない場合、そしてその対象が単独でクエストに着いている場合送信される。
その神経質さはここ数週間続いている凶悪な連続アークス殺人事件…通称、ディスターバンス・フェスの影響だ。

ディスターバンスとは、アークスやシビリアンの間でまことしやかに語り継がれるフォークロアである。
その名を冠した今回の事件では、被害者アークスは通信を断絶され、黒い霧を見て、そして全身をサシミめいて切り刻まれ惨殺されるという。コワイ!

そのような事件もあり、なお単独行動するアークス連中にはいっそうるさいくらいのアラートが送信されるようになっているのだ。

「非効率な」少女…アリシェは一人つぶやく。アラートの頻度が高すぎ、そして200人を超える被害者が出て何れも死亡しているのに一向に事件は解決を見せないのだ。わずらわしいだけであり、かえって慣れを誘発し不感症にする。警察部の焦りさえにじんでいるようで、なおのこと空回りを誘発するのだ。

『急ぐと穴に落ちて死ぬ』旧光暦時代の哲学剣士、ハヤモト・ムサシの格言がアリシェの胸中を去来した。
……直後!「イヤーッ!」アリシェの間近にあった雪の塊が爆ぜ飛び、中から黒い影が黒い霧と共に飛び出し、その勢いのままアリシェにアンブッシュジャンプパンチ!
「イヤーッ!」アリシェは…おお、なんたる事か!?距離は2メートル程度であるのに関わらず、襲撃者の腕を両手チョップで挟み込み、これを防御!ワザマエ!

「ヌゥーッ……」襲撃者は着地しつつ意外そうに唸る!
「イヤーッ!」そこへアリシェがケリ・キック!
「イヤーッ!」アリシェの手を振りほどき、襲撃者はバックステップのち3連続バク転で距離を取り、アイサツした!

「ドーモ、アークス=サン。ディスターバンスです」
「ドーモ、ディスターバンス=サン。アリシェです」
アリシェもアイサツを返しつつ、襲撃者の姿を観察した。
全身黒ずくめの艶消しラバースーツめいた異様ななりであるが、よく見るとなんらかのチャントめいた文字が薄暗く明滅しており、「アークス」「無力重点」「タコ」「革命的技術(特許な)」と読み取れる。

「…フゥーッ」呼吸音が黒いフルフェイスメンポから聞こえる……
そう、メンポだ!
ゴウランガ!ディスターバンスはニンジャだったのだ!それも、アークスあるいは元アークスの、アークスニンジャ!なんたる冒涜的造語!

となれば、アークスをまな板上のマグロめいて切り刻み恐怖に陥れる事など容易至極!ベイビーサブミッション!
今、全ての謎が解けた!ディスターバンスはアークスニンジャ!!
ニンジャソウル憑依者は、六紡均衡全てをあわせても足りないほどの力を得るのである!例えニュービーであってもだ!

「イヤーッ!」アリシェの思考を断ち切るように、ディスターバンスが素早い踏み込みから右ストレート!その腕にはトビウオめいて鋭い刃が装着されている!アブナイ!
「イヤーッ!」アリシェは拳を掌で受け流す!だが刃は腕の外側についている!さくら色の袖がさっくりと切り裂かれた!
「イヤーッ!」ディスターバンスの左フック!刃で胴体を切り裂きに行く!「イヤーッ!」アリシェはこれを流麗なブリッジで回避!
「イヤーッ!」ブリッジ姿勢からの蹴り上げだ!「イヤーッ!」ディスターバンスは上体を逸らし回避!そのまま肘を打ち下ろす!刃の後端で腹をえぐりとろうとする!
「イヤーッ!」アリシェは側面から掌底を打ち込み、肘打ちの軌道を逸らすと同時に反動で低空側面跳躍!両者、一歩も譲らない!

Re: 111001011001101110011011111001101001110010001000111010011010011010101100111010011011100110111111 -  Aprilscherz

2014/04/01 (Tue) 13:14:14

「貴様……」
ディスターバンスが構えを取り直しながら呟く。フルフェイスメンポゆえ、ややくぐもった声だ。
そう、この凶悪シリアルキラーアークスニンジャは気づいている。
アリシェの異様なまでの反応速度、動作精度、パワー、スピード…明らかにアークスではない。あからさまにニンジャなのだ!

「…スー、ハー」アリシェもまたカラテを構える。全身の細胞を意識した神秘的な呼吸を行いつつ、ディスターバンスを警戒する。
おお、それはまさしく生命の、フォトンの胎動を呼び起こす太古の呼吸法!リップルブリーズである!
アリシェに宿ったニンジャソウル…オウカ・ニンジャの英知がもたらし、アリシェ自身の修練により復活した、失伝の呼吸法!

「貴様ァァァ!!!」
ディスターバンスが憎悪と狂喜の双方に歪んだ絶叫!コワイ!
そのまま高速飛び蹴り!SHUCK!その踵とふくらはぎから凶悪な刃が飛び出す!アブナイ!
「イヤーッ!」アリシェは前方宙返りして回避!そのまま空中ストンピング!スネには刃が無いのだ!
「イヤーッ!」ディスターバンスは脚を開き回避!アリシェの腰に脚を絡みつかせ、減速と同時に押し倒す!「ンアーッ!!」腰裏から背にかけて切り裂かれ、雪の白とさくら色の服に血の赤が弾ける!

そしてこの…馬乗りになった…ディスターバンスは女だ!リリアン!
アリシェより幾分豊満な胸を強調するように背筋を伸ばし、右手でアリシェの胸を押さえ込んだまま左手で腹を突き破ろうとする!「イヤーッ!」

「イヤーッ!」アリシェは右拳でこの致命的貫手を外側へ弾き飛ばす!だが!「ンアーッ!?」予想外の感触に驚き悲鳴!「ハハハ!オボコ!」ディスターバンスが右手で胸を揉んだのだ!怪しい黒い光を帯びた右手が蠢く!な、なんたる侮辱的愛撫翻弄攻撃!!
当然そこに愛などはない!アリシェは異様な感触と同時、心臓をアイスペールに叩き込まれるような冷たい感触を覚える!「…イヤーッ!」頬を染めつつ強引なブリッジ!足は自由だ!

「イヤーッ!」しかしディスターバンスは怪しく腰と腰を密着させるように脚を絡ませ離れない!だがそれこそがアリシェの狙い!「イヤーッ!!」勢いをそのままに、左手だけでハンドスプリングめいた跳躍!!「グワーッ!?」愛撫しつつ左手を突き下ろそうとしていたディスターバンスは大きく揺さぶられ、攻撃を断念!
「イヤーッ!」そしてアリシェは右手で胸を揉むディスターバンスの手首を掴み、全力で振り上げる!「ィィィ……ヤァアーーッ!!」「グワーッ!?」ディスターバンスが離脱しようと、胸を揉みながら拘束を緩めた瞬間を狙っての完璧な先読み攻撃だ!滞空したまま手近な岩へとディスターバンスを人間ハンマーめいて叩きつける!「イヤーッ!」「グワーッ!」ディスターバンスは背をしたたかに打ちつけられる!強調される胸!

「イヤーッ!」アリシェは回転の勢いを増し、空中フォトンカカト落とし!「グワーッ!」ディスターバンスの腹部を破砕…しない!?スミレ色のフォトンが周囲に散り、致命的だったはずの攻撃が大きく威力を減じたのだ!
「イヤーッ!」ディスターバンスがアリシェの足首をとり、起き上がりながら投げ飛ばす!「イヤーッ!」しなやかな体躯でその衝撃を完全回避!空中でくるくると回転したのち、アリシェはディスターバンスと向き直るように着地!

((今のは…フォトンが…?))
「イヤーッ!」思案の暇など与えぬ!ディスターバンスが岩を蹴りジャンプパンチ!「イヤーッ!」アリシェは側転を打って回避する!「イヤーッ!」さらに追撃の脚払い!「イヤーッ!」アリシェは小さく跳躍して回避!「イヤーッ!」空中カカト落としでの反撃だ!「イヤーッ!」ディスターバンスは腕をクロスし防御!「イヤーッ!」手刀を作りはさみこもうとする!危険なブレードでのギロチンめいた攻撃!「イヤーッ!」アリシェは反動を利用し後方宙返り!姿勢を整えつつ、一度に3本のクナイ・ダートを投げつける!「イヤーッ!」ディスターバンスは残像が見えるほどの速度で腕を振るい、クナイ・ダートをすべてブレードで撃墜!「イヤーッ!」着地を狙ったタックル!「イヤーッ!」アリシェは3連続側転からの2連続バク転で回避しながら距離を取った!油断なくカラテを構える!ディスターバンスもまた構えを取り、一瞬の静寂!

((霧散…フォトン…))
アリシェは、先ほどのトドメの一撃が防御された際の光景を反芻する。全ての現象をイメージする…
「ハ!」ディスターバンスが声をあげる!「大人しくワタシのオモチャになりなさい、オボコチャン!」なんと堂々としたリリアン・シャウトか!
「二度と抵抗する気がなくなるまで痛めつけて、激しく前後しながらアンタのニンジャソウルを直結吸収重点!」心身両方とニンジャソウル全てを愚弄し陵辱するというのだ!お、おおブッダよ!かような冒涜が許されるのですか!?

「よく口が回りますこと」アリシェは内心を抑えつけ、努めて冷静に応対する。焦ったり怒りに流されれば相手の思うさまだ。「いい声だったよ!あと意外にあるのね!」ディスターバンスが姿勢を低くする!「……」アリシェもまた…イアイドめいた構えを取る!カタナは無いのにだ!
「アン?」突撃しようとして違和感に気付き、ディスターバンスは前傾しつつも踏みとどまった…直後!

キィィィ……ィン……
ディスターバンスのニンジャ視力とニンジャ動体視力は、彼我の間で雪の結晶が切り裂かれるのを、確かに見た。

「な……」フルフェイスメンポに傷!もし踏み込んでいれば、幼児にもてあそばれるアリめいて頭部が分離していたことだろう!
一方のアリシェの右手には…一振りのカタナ!振りぬいた姿勢からザンシンし、中段正眼の構えを取る。
これこそがアリシェの本来のバトルスタイル!そしてオウカ・ニンジャの本領!

アークスで習得されるカタナ・コンバット・イアイド。
アリシェが独学で習得した独自イアイド。
そしてオウカ・ニンジャがマスターを努めていたカタナアサシン集団…サクラチル・クラン独自の、アンケン・イアイド!
全ての特徴を有し、全てに存在しない特徴を備える、アークスニンジャ・アリシェとしての殺人イアイドだ!

「……ニンジャ」
アリシェがカタナをやや高めに。刃を上向け切っ先を僅か下げる構えを取る。お前の首を取る、という威圧的アイサツだ。
「「……殺すべし」」
アリシェの瞳に、旧ジャポネの神秘的なトラディショナルツリー・原初ソメイヨシノと同じ色…ニンジャソウルの炎の色が宿った!
その声は、物静かで涼やかなアリシェの声と共に、冷たさをはらんだハスキィな女性の声がかぶったものであり、非ニンジャ存在やニュービーニンジャであれば、これだけで失禁…最悪心臓麻痺で即死しかねないほどのニンジャ威圧感!

実際ディスターバンスとて、その圧力に無関係ではおれなかった!
「イヤーッ!」一瞬の隙をつき、アリシェが踏み込む!ハヤイ!「イ、イヤーッ!」振り下ろされる刃をブレードで受ける!超硬質のブレードを通し、腕がビリビリと痺れる!衝撃と共に、明確な殺意が伝わるのだ!「イヤーッ!」アリシェは一瞬で刃を引き、胴を払いにいく!「グワーッ!」ディスターバンスはバックステップ…が、かわし切れない!ラバースーツが切り裂かれ、フィルム装甲が切り裂かれ、白い肌がさっくりと切り裂かれる!浅い!

Re: 111001011001101110011011111001101001110010001000111010011010011010101100111010011011100110111111 -  Aprilscherz

2014/04/01 (Tue) 14:06:36

「イヤーッ!」後方で雪をジェット噴射めいて吹き飛ばしながらアリシェが接近!いつしか衣服は藍色の、ミニスカート丈程度の和服…ユカタヴィアに酷似したものになり、黒のニーソックスとバトル・ゲタ、そしてぼろぼろの赤いマフラーを身に着けていた!これこそがアリシェのニンジャ装束、そしてメンポである!

「イヤーッ!」後手に回り続けるディスターバンスではない!全身の運動が一体となった神速の振り下ろしを紙一重で回避!左腕でラリアット!「イヤーッ!」アリシェは振り下ろしの勢いを利用してオジギめいたダッキング!「イヤーッ!」ディスターバンスの右足後ろ回し蹴り!「イヤーッ!」アリシェは左手でこれを受ける!「イヤーッ!」ディスターバンスがアリシェの背へ右腕ブレードを振り下ろす!「イヤーッ!」ガードの反動でアリシェは右へ飛ぶ!キリモミ回転めいた動きのまま、右手のカタナで掬い上げるような回転斬撃を放ち、ブレードを弾いて牽制!「イヤーッ!」ニンジャ判断力で刃の隙を縫い、ディスターバンスが回転するアリシェへ接近と同時に左手でカラテ割りめいた撃墜パンチ!「ンアーッ!?」4度目の振りあがり直前、胸部に強烈な打撃を受けそのまま雪へ打ち付けられる!

「ハァー!フィーリン!」ディスターバンスが奇妙なチャント!構わずアリシェは突きを…放てない!顔が近い!再度馬乗りになったディスターバンスは覗きこむように姿勢をかがめているのだ!リリアン!
「ン…ンアーッ!?」全身を寒気が走り、同時に熱感が背筋を走る!禁忌的喪失感重点愛撫快楽!アリシェは己の力を吸い上げられるような不快感と快感を同時に味わう!「オボコチャン!」ディスターバンスが叫ぶ!「ン…ンアーッ!?」アリシェがもがく!手にしたカタナはやや大振りで、この距離の相手には有効打が放てぬ!どころか、脱力感と同時…『服従しよう』という感情さえ浮かぶのだ!ア、アブナイ!
ディスターバンスはアリシェの苦悶の表情を間近で楽しみながら、左手で吸収愛撫、右手はアリシェの首をマフラーごと押さえつける!反撃を許さぬようにするならば、真っ先に力を吸い尽くせばよい!
「くっそーメンポがなければ!」コワイ!ヴァージンキス・アブナイだ!

((これは…間違いなく、ユニーク・ジツ!))
無論従うアリシェではない。体温の上昇と余力の消失を感じつつも、冷静に思考を働かせる。三人いればもっと良いアイデアが出る。ハヤモト・ムサシの格言を思い返す。今は一人。ならば三倍の思考力を発揮すればよいのだ!

((…アリシェ))不意に、声が響く。先ほどかさなった、冷たさをはらんだハスキィボイス………
同時に時間感覚が鈍化し、ゼリーに閉じ込められたかのように世界が遅くなる。

((…何ですか))アリシェは耳を傾ける。心を奪われぬよう、意識しながら。
((こいつは…ユリニンジャ・クランのグレーターニンジャ…相手の力と貞操を奪い、もてあそぶことを追求した冒涜的外道ニンジャどもだ))オウカ・ニンジャの声。…彼女は、全てのニンジャを殺そうとしている。アリシェの身体を、アリシェの精神を奪ってでも。
((色の経験のないそちには、この攻撃は辛かろう? わらわが出れば、このような相手、サンシタにも等しい。一思いにくびり殺してやろうぞ…フフフ…))優しい、母の子守唄のような心地よい響きがアリシェのニューロンを侵す。思わず頼り、縋ってしまいそうな。…無論、欺瞞だ。彼女はただ、ニンジャを殺したいだけなのだから。
((結構です…私が聞きたいのは敵の情報であり、戯言ではありません))((ハハハ…!))いつくしむような、嘲笑するような声がニューロンに広がる。実際アリシェにあまり余裕はなかった。物理的な感覚と、脳内からの誘惑と。双方を捌かねばならないのだ。((いいだろう……ヤツのコガネハンド・ジツは相手のフォトンを吸収し、ニンジャソウルの力を吸収する。…その快楽に酔う、吸血鬼のような腐れた存在。であれば…手にしたものがおぞましいものだったら、どんな顔をする?…))((問答?))((ハハハ…!))

オウカ・ニンジャの声が遠ざかり、時間の流れが元に戻る。ディスターバンスはメンポの口元を開き、アリシェの眼前で舌を垂らし淫らに笑んでいた。「大人しくなったねぇ?直接直結直情吸収重点!」興奮しながら唇を奪う!「グワーッ!?」アナヤ!接吻は未遂!!突如ディスターバンスが悲鳴をあげ、のけぞったからだ!それは快楽からではない……恐怖!苦痛!「グワーッ!?」背筋を駆け巡るおぞましい感覚!出所がまるで分からぬ!たちまちディスターバンスを混乱が覆い尽くす!((な、まさかヒュプノ・ジツ…いや、目は合わせたがジツの発動など…!?))「グワーッ!グワーッ!」アリシェに跨ったままでビクビクと震えるディスターバンス!ゴウランガ!第三者がいれば確実に誤解を受けるであろうリリアン・インシデントだ!

「イヤーッ!」アリシェは、がら空きになったディスターバンスの脇腹に左フックを叩きこむ!「グワーッ!」弾力のあるラバースーツめいたニンジャ装束ごしに、柔らかな腹が歪む!「イヤーッ!」カタナを手放し右フック!「グワーッ!」ディスターバンスの手は未だにアリシェの胸を揉みしだく!意思と無関係であるように!「イヤーッ!」左フック!「グワーッ!!」左右交互の打撃に、ディスターバンスは腰を擦り付けるように怪しく身体をよじる!無論それは性的なものではない!純粋な苦痛がためだ!「イヤーッ!」右フック!「グワ…ッ!」ディスターバンスの声が詰まる!「イィィィ……」アリシェがディスターバンスの腰を両手でガッチリホールド!「ンアッ…!」ディスターバンスが震える!吸収がもたらす感覚の余韻があるのだ!リリアン!「ヤアアーーーッ!」脱力した一瞬を狙い、アリシェはディスターバンスをトモエ投げめいて振り上げ、自らの頭上、雪の積もった岩石上に脳天から叩き付けた!「グ…グワーーッ!!」フルフェイスメンポを通して尚、脳天が砕けそうな衝撃!実際生半可なアークスニンジャでは、この攻撃で脳漿を撒き散らし、無残な死を迎えていたことだろう!

「イヤーッ!」アリシェはカタナを取りつつ片手ハンドスプリングで跳躍!ディスターバンスを見下ろすかたちである!「イヤーッ!」アリシェがカタナを一閃!「イ…イヤーッ!」ディスターバンスは辛くもこれをブレードで弾く!「イヤーッ!」アリシェの追撃!「イヤーッ!」ディスターバンスは再度ガード!甲高い金属音!「イヤーッ!」追撃!「イヤーッ!」ガード!「イヤーッ!」追撃!「イヤーッ!」ガード!「イヤーッ!」追撃!「イヤーッ!」ガード!「イヤーッ!」追撃!「イヤーッ!」ガード!「イヤーッ!」追撃!「イヤーッ!」ガード!「イヤーッ!」追撃!「イヤーッ!」ガード!

Re: 111001011001101110011011111001101001110010001000111010011010011010101100111010011011100110111111 -  Aprilscherz

2014/04/01 (Tue) 14:07:14

「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」

Re: 111001011001101110011011111001101001110010001000111010011010011010101100111010011011100110111111 -  Aprilscherz

2014/04/01 (Tue) 15:03:51

その高速のやりとりにより、アリシェの身体は反動で滞空!対するディスターバンスは…おお、見よ!超硬質ブレードが徐々に刃こぼれしていく!これを削りとるアリシェのカタナは、たいへんなワザマエカタナだといえよう!
それもそのはず!旧ジャポネ文明でもっとも神秘的で偉大、「ほとんどイグドラシル」だとされたグレーターツリー・原初ソメイヨシノの名を冠した、ヨシノ・カタナなのだ!レジェンダリー!

「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤグワーッ!?」破砕音!ディスターバンスの右腕ブレードが遂に砕けた!

「イヤーッ!!」身体の開いたディスターバンスに、空中からの両足ストンピングが襲い掛かる!アリシェの体重は軽いが、ニンジャ体術と空中加速によりその一撃は重い!!「グワーッ!!」ビギリ!装甲に守られてはいるが、肋骨から嫌な音が響く!アリシェより豊満でも、実際豊満というにはいささか不足である胸が、装甲の下で形を歪める!
「イ、イヤーッ!」残る左腕ブレードを放つディスターバンス!だが、すでにボロボロで見る影もない!打ち合いなどせず、どんなブザマでも転がって回避すべきだったのだろうか!?「イヤーッ!」アリシェがニーソックスを履いた右足でこれを蹴り、防いだ!絶対領域!「イヤーッ!」体重バランスの乱れを突き、ディスターバンスが高速ブリッジ!「イヤーッ!」転げる前にアリシェは飛び込み前転を行い、ウインドミルめいた動きで隙を消しながら立ち上がる!ディスターバンスも同じく立ち上がったが、ダメージを隠せていない!

「アンタ…さっき、何を」ディスターバンスが思わず口にする疑問!それもそのはずだ!甘やかで瑞々しい力を吸収していたはずが、突如邪悪極まりない暗黒ダークマターめいた冷酷さと、ムシロニードルめいた無慈悲な苦痛をもって全身を駆け巡り、一瞬にしてカラテやフォトンを奪い返され、それどころか邪悪パワーは身体に残存し、ディスターバンスの精神と肉体を汚し続けているのだ!恐怖と苦痛!

「答える必要はありませんね」アリシェが吐き捨てる。受けた屈辱を見逃すつもりもないし、知ろうが知るまいがどちらにしろディスターバンスはこの場で死ぬからだ。サンズ・リバーへの手土産は苦痛と恐怖で十分だろう。
「この…ガキィィ!ザッケンナコラー!」
ヤクザスラングにより自らを奮い立たせ、ディスターバンスが全力で踏み込む!ヤバレカバレ!もはや彼女に余裕や熟考の言葉は無縁となった!だがその攻撃は実際早い!グレーターニンジャといえど、これをまともに回避するのは難しいだろう!!
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!?」ディスターバンスが電光石火チョップ突きを放った直後、アリシェがコンパスめいて天を蹴り上げる姿勢、そしてディスターバンスは身体をくの字に曲げ、打ちあげられている!一瞬遅れ、轟音が周囲を揺らした!なんたるニンジャスピード!
一体、何が起こったというのか!?

皆さんの中に、ニンジャ動体視力の持ち主がおられれば、分かるはずである!!!

ディスターバンスの直線的だがしっかり相手を追尾する、極めて危険な電光石火チョップ突きを回避するのは難しいと判断したアリシェは、おもむろに左手をヨシノ・カタナの側面、全長の中ほどに沿え、この致命的電光石火チョップ突きを絶妙に避弾径始装甲めいて上方へ逸らすと同時に身を沈めると身体をひねり、背後を見せてから全身のバネと相手の勢いを利用した、強烈な蹴り上げをディスターバンスの胸に放ったのである!!

ゴウランガ!なんという瞬間的、致命的な反撃行動!これこそがニンジャのイクサだというのか!!

「グ、グワッ…グワッ…」ディスターバンスは実に地上12メートルまで打ち上げられ、そして跳躍して眼前に迫るアリシェを見た。
「イ…」「イヤーッ!」「グワーッ!」行動を起こす前に、アリシェの斬撃が胴を抉る!ラバースーツとフィルム装甲が裂かれ、腹部に新たな傷!「イヤーッ!」「グワーッ!」落下を始めると同時に、アリシェの斬撃が「イヤーッ!」「グワーッ!」激しさと速「イヤーッ!」「グワーッ!」度を増して、「イヤーッ!」「グワーッ!」ディス「イヤーッ!」「グワーッ!」ター「イヤーッ!」「グワーッ!」バ「イヤーッ!」「グワーッ!」ンスを幾度と「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」「グワーッ!グワーッ!グワーッ!」無く切り裂く!「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」「グワーッ!グワーッ!」「イヤーッ!」「グワッグワーッ!?」強固な「イヤーッ!」「グワーッ!」装甲服を無力化「イヤーッ!」「グワーッ!」する、トドメの準備動作「イヤーッ!」「グワーッ!」だ!

「イィィィィ…ヤァァァアアーーーッ!」地上2メートル段階!アリシェはすぐれた運動能力とフォトン姿勢制御で右脚を引き絞られた弓めいて振り上げ、勢いを解放!そこからさらに一回転しての強烈なカカト落としを放つ!
「グワッグワアアアーーーッッッ!!!」ディスターバンスの胸に直撃!悲鳴を上げる直前に地面に叩きつけられ、デイジーカッターめいて周囲の雪が吹き飛ぶ!フルフェイスメンポの首元から血と涎がゴボゴボとあわ立てて溢れ、一連のダメージの深刻さを物語る!呼吸機能粉砕!腎臓破裂!内臓破壊!!!ナ、ナムアミダブツ…ナムアミダブツ…! げに恐ろしきはアリシェとオウカ・ニンジャのニンジャ適合性か!!
「オゴーッ!!」ビクビクと痙攣しながらラバースーツ内で失禁するディスターバンスにアリシェが歩み寄り、ヨシノ・カタナを大上段に構えた!「「ハイクを詠め!」」カイシャクの構えだ!声は二重!コワイ!

「ア、アバッ……美少女の/精を求めて/三千里」変態的冒涜ハイク!リリアン!

「イヤーッ!!」ハイクを聞き届け、アリシェが首を切り落とした!「ヴァージン、サヨナラ!!」最後にアリシェに向かって冒涜シャウトを行い、ディスターバンスは爆発四散!ナノトランザー・フロシキに隠し持っていた冒涜的恥辱拷問具が破壊されながら散らばる!「イヤーッ!」アリシェは優雅に宙返りからの5連続バク転で爆発と散乱を回避し、ザンシンしてヨシノ・カタナを鞘に収める。

「…ニンジャが暗躍…このごろ、どうも…」つい最近、別のニンジャと事を構えたばかりのアリシェは訝しげに呟く。まさか、本当にニンジャソウルが世に放たれているのか…!? もしそうなら、オラクルの、ひいては人類全ての歴史が大きな変革期に突入していると同時、極めて重大な危機に直面しているのではないか…!?
「ともかく一件落着…ぐっ…ンア…ッ」傷の痛みが帰ってくる。戦いの高揚さめやらぬなかではあるが、ニンジャソウルの激烈な力は、今はだいぶ収まってしまっている。打たれた胸、奪われた感覚、苦痛。全てが負債のようにのしかかり、体温を上昇させる。
「……帰ろう」
呟き、アリシェはテレパイプを放る。ほどなくして帰還用ポータルが開き、アリシェは重い身体を引きずるようにして進入した。



かくて、アークスを狙った連続殺人事件、通称ディスターバンス・フェスは幕を閉じる。
だが、正体はニンジャであるという事実。それはアリシェの、そしてニンジャ達の戦いがこれから続き、燃え広がるであろうことをうかがわせる。

懸念はあるが、今は休み、備えよう。
そしてまた、新たな戦いに身を躍らせ、悪しきニンジャを根絶やしにするその日まで、走り続けろ! アリシェ=サン!

Re: 111001011001101110011011111001101001110010001000111010011010011010101100111010011011100110111111 -  Aprilscherz

2014/04/01 (Tue) 15:06:45

◆怒られる◆


◆反省重点◆
◆備えよう◆



※これら一連のニンジャアクシデントは、本編およびすべてのセッションや設定といっさい関係ありません。ごあんしんください

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